NEWSSeptember/25/2020

Oneohtrix Point Never、最新アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』を10月にリリース

Oneohtrix Point Neverの最新アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』のリリースが発表された。同作は、〈Warp〉より、2020年10月30日にリリースされる。

Daniel Lopatinによるプロジェクト、Oneohtrix Point Never。2018年の『Age Of』に続く最新アルバムの発表と共に、新曲3曲がリリースされている。

以下、プレスリリースより。

“ロパティンのコア・プロジェクトであるOPNの原点の振り返りであり、集大成であり、同時に最新型となるのが〈Warp〉からの4作目のセルフ・タイトル・アルバム、『Magic Oneohtrix Point Never』である。セルフ・タイトルと言っても冒頭に“Magic”とつけられているのは、もともとワンオートリックス・ポイント・ネヴァーというアーティスト名が、ボストンのソフト・ロックのラジオ局である〈Magic 106.7〉を聞き間違えて言葉遊びでつけられたことに由来している。

本作の出発点は、リサイクルショップで大量に購入したニューエイジのカセットテープを使ってコラージュ的なものを作っていたロパティンが、OPNの名前の起源について考えたことにあったという。それはもともと、ラジオ局の名前が内蔵されたものであったのだと。そこから着想を得て、『Magic Oneohtrix Point Never』はひとつのラジオ局を聴く体験を模したものになっている。

朝に始まり夜通し続いて終わるラジオの放送区分を思わせる構成で、朝の挨拶で始まり、中盤はポップ音楽の断片が挿入され、終わりにかけてよりディープな展開へと至る。だがそこにはOPNらしくエラーや異物感がふんだんに含まれており、たとえばアメリカの古いFMのジングルやDJの決め台詞のサンプルがニューエイジの自己啓発の文句とぶつかり、ダークなユーモア感覚を生み出している。

ニューエイジを脱構築したサンプル・コラージュの傑作『Replica』のような展開、〈Warp〉での初作にしてOPNの名前を広く知らしめた『R Plus Seven』における静謐な旋律、『Returnal』の強力なノイズ、『Garden Of Delete』や『Age Of』でのポップ・ミュージックへの意識的な接近、あるいは映画音楽の仕事を思わせる交響曲的な構築といったこれまでのOPNの音楽的要素を自在に行き来しながら、架空のラジオ局というコンセプトのもとそれらは奇妙に統合されている。”

また、〈Beatink〉からリリースされる国内盤CDには、ボーナストラック「Ambien1」が追加収録され、解説書が封入。また数量限定でTシャツ付セットの発売が決定している。

Magic Oneohtrix Point Never:
01. Cross Talk I
02. Auto & Allo
03. Long Road Home
04. Cross Talk II
05. I Don’t Love Me Anymore
06. Bow Ecco
07. The Whether Channel
08. No Nightmares
09. Cross Talk III
10. Tales From The Trash Stratum
11. Answering Machine
12. Imago
13. Cross Talk IV / Radio Lonelys
14. Lost But Never Alone
15. Shifting
16. Wave Idea
17. Nothing’s Special
18. Ambien1 (Bonus Track for Japan)

Link: Beatink

by UNCANNY