前作『¡Ay!』が高い評価を得たコロンビア出身のアーティスト、Lucrecia Daltの新作アルバム『A Danger to Ourselves』が、2025年9月5日に〈RVNG Intl.〉よりリリースされる。

本作は、元ジャパンのフロントマンであるデヴィッド・シルヴィアンを共同プロデューサーに迎えた意欲作で、1曲でゲスト・ヴォーカルとしても参加している。アルバムに先駆け、先行シングル「divina」が公開。スペイン語と英語が交錯するユニークなドゥーワップ・ラブソングで、スタッカートのピアノやフィンガー・スナップ、エレキギターが印象的なサウンドを構成し、まるで割れた鏡のように、曲のイメージや意味が揺れ動く構造が特徴だ。

同時公開されたミュージック・ビデオは、自身がコンセプトを手がけ、2012年のドキュメンタリー『ICON EYE』で知られるTony Loweが監督を担当。映像では、楽曲の持つ幻想的な世界観を視覚的に描き出している。

Daltの音楽性と表現力がさらに深化した『A Danger to Ourselves』は、2025年秋の注目リリースのひとつとなりそうだ。

A Danger to Ourselves
01. cosa rara (ft. david sylvian)
02. amorcito caradura
03. no death no danger
04. caes (ft. camille mandoki)
05. agüita con sal
06. hasta el final
07. divina
08. acéphale
09. mala sangre
10. the common reader (ft. juana molina)
11. stelliformia
12. el exceso según cs
13. covenstead blues

+ボーナス・トラック収録予定

Photo Credit: Louie Perea