NEWSSeptember/02/2019

〈flau〉より、Noahの新作『Thirty』が10月にリリース──新曲「メルティン・ブルー」を公開

〈flau〉より、Noahの新作『Thirty』が2019年10月18日にリリースされることが発表された。

Noahは、北海道出身の音楽家。本作は、2015年のデビュー・アルバム『Sivutie』に続く、4年ぶりの新作となる。白昼夢の世界を音像化したという前作『Sivutie』に対し、本作『Thirty』では、3年前に移り住んだ、彼女から見える東京がテーマとなっているという。

また、新作からのファースト・シングル「メルティン・ブルー」が公開されている。

“都市世界への入り口のように神秘的に広がる1曲目から、80年代の香港ポップスのミニマリズムが心地よく鳴り響く先行シングル「メルティン・ブルー」まで、Noahの最新作にはまろやかな大陸の風が吹いています。映像で見てきた中華街の未来的な光景と雑然とした街のエネルギー、相反する飾り気のない生活は、彼女が3年前に移り住んだ東京のイメージの縮図となり、この作品の大きなインスピレーションとなりました。

東京は北国生まれのNoahにとって全く異なる世界であり、どこか退廃的な蒸気の波に彩られた荘厳さと華やかさで満たされていますが、同様にたくさんの夢が散らばる場所でもあります。「像自己」に代表されるアナログ感あふれるエレクトロ・ディスコ・サウンド、ゲーム・ミュージック的な8bit感、存在感を持って放たれる急速なハイハットが都市生活を十分に呼び覚ます一方で、過剰なまでのネオンサインや深夜のロマンスに彩られたピアノ(「夢幻泡影」)、ゆっくりと朽ち果てていくビートとシンセサイザーのコラージュ(「風在吹」)は、実体の見えない希望と生温かい欲望を映し出し、Noahの東京への関心は、日常の華やかさと儚さの両面で描かれています。

幾重にも折り重ねられたNoahの幻想的な歌声は、あらゆるものを織り交ぜながら、彼女が住みたいと思っていた東京の物語を見せます。耳を奪われるドラム・マシーンとLo-Fiなシンセサイザーに浸された歌の数々が、この街が見せてくれる混沌と郷愁の日記を伝えてくれるのです。”
─flau公式ウェブサイトより

Thirty:
1. intro
2. 像自己
3. 夢幻泡影
4. 18カラット
5. メルティン・ブルー
6. 愛天使占
7. シンキロウ
8. 風在吹
9. 像自己 alternative ver.

Link: flau