NEWSMay/16/2019

Emily A. Spragueのアンビエント作品、『Water Memory』と『Mount Vision』がリマスター版のCDとしてリリース

Emily A. Spragueがカセットで自主リリースしていたアンビエント作品2作『Water Memory』と『Mount Vision』が、2枚組のCDとして、2019年6月7日にリリースされる。

Emily A. Spragueは、ブルックリンのローファイ・フォーク/ポップ・バンド、Floristのメンバーとして活動し、本作は、2017年から2018年にかけて彼女がその活動の合間を縫って録音した作品だという。

今回のリリースにあたって、リマスターはTaylor Deupreeが担当。〈PLANCHA〉からの日本盤には追加ボーナス・トラックに加え、エミリーがそれぞれの作品に書いたポエムをAnthony Naplesによるレーベル〈Incienso〉からも作品をリリースしているニューヨーク在住の日本人アーティスト/ライター、工藤キキが日本語で朗読した日本語ヴァージョンも収録される。

“エミリーのサウンドはすべてての繋がりに関係しており、地上の活動に人との触れ合いを導く神秘的な力に生き生きとした中心的形を与えている。音と詩を通して、エミリーは水晶の透明性の中に存在する、束の間の瞬間に焦点を合わせ、複雑な意味を生み出すために拡張された人生について瞑想する。このビジョンは間違いなく美しく、やさしく、そして、深い。

この2つの作品は海と山というタイトルからもわかるように対をなす鏡のような構造を持ち、書かれた詩によって補完される2つの章として機能している。

『Water Memory』はエミリーによる初めてのロングフォームのインストゥルメンタル・アンビエント・ミュージックで、マサチューセッツとニューヨークの間でユーロラック・モジュラー・シンセサイザー(Monome、Mannequins、Mutable Instruments、ALM Bust Circuits、4ms、Xaoc、Verbos Electronics)、Teenage Engineering OP1、およびValhalla VST Reverbを使用し、1年間の自己と音の探求によって生まれた。

古代の格言集のように展開する。ときどき遊び心があり、幻想的でさえあるが、常にきらびやかでリアルだ。タイトルのように、意味は水性であり、決して固すぎず、あくまで実態がある。

対照的に、『Mount Vision』はカリフォルニア北部において、より短期間で録音された。シンセサイザーを駆使し、深く配された拡張トーンのコンポジションが天空へと漂っていくようなサウンド。ニューエイジ調のシンセ・ドローン、センシティティヴなピアノ、ミニマル・アンビエントの3編にわたって構成されている。

この惑星におけるエミリーの使命は、人間の最も深い知識と知的な性質との接続を容易にする、または明るくすることであろう。そして、『Water Memory』と『Mount Vision』は、この共有経路に沿った、最も確かな記念碑的作品である。”

Water Memory / Mount Vision (Special Japanese Edition):
01. Water Memory Poem
02. A Lake
03. Water Memory 1
04. Water Memory 2
05. Dock
06. Your Pond
07. Mount Vision Poem
08. Synth 1
09. Piano 1
10. Synth 2
11. Huckleberry
12. Synth 3
13. Piano 2 (Mount Vision)
14. Outdoor (Bonus)

BONUS DISC FOR JAPAN:
01. Water Memory Poem (Japanese – Kiki Kudo)
02. Blessings
03. Mount Vision Poem (Japanese – Kiki Kudo)
04. Untitled

*解説:佐々木敦(HEADZ)
*オリジナルのアートワークを使用した独自紙ジャケット
*ボーナス・ディスク付き2枚組仕様

Link: PLANCHA