
- INTERVIEWSOctober/01/2018
[Interview]ポコラヂ – “Lost In Karaoke”[Part.1]

2015年3月8日に、ロンドンで開催された「POKO vol.1 with Maltine Records」。開催当時、同イベントには、Seiho、tomad、bo en、PARKGOLF、Spinee、Kero Kero Bonitoが出演している。その後、ロンドンから帰国した「POKO」の主催者のひとり、てぃーやまと、〈Maltine Records〉の主宰者、tomadは、「ポコラヂ」という月1回配信のインターネットラジオをRed Bull Music Studios Tokyoでスタートする。tofubeats、okadada、Ryan Hemsworth、bo enといったアーティストをゲストに迎えた回や、気になる書籍などのテーマを決めた回など、「部室で話すように」をモットーとして、毎回結論のないままプログラムは終わりを迎えるが、そこでは常に彼らが考える現在進行形のトピックや疑問点などが率直に議論される。
今回、「ポコラヂ」は、レッドブルの都市型フェスティバル「RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018」のプログラムのひとつ、「Lost In Karaoke」への参加が決定。「Lost In Karaoke」は、10月2日(火)に、「カラオケ館 西武新宿駅前店」にて開催され、テーマに分かれた各部屋にDJ/LIVE機材やサウンドシステムを導入し、一夜限りのショーケースの様子をライブストリーミング配信するプログラム。その「Lost In Karaoke」に出演する彼らに、「ポコラヂ」について、「Lost In Karaoke」について、また、そこから繋がる様々な話題について語ってもらった。
ポコラヂ:
てぃーやま
tomad(Maltine Records)
横山純
Miii/和田瑞生
「ポコラヂ」とは?
__ポコラヂは、どのようなきっかけで始まったのでしょうか?
tomad:最初、Red Bull Music Studios Tokyoのラジオブースが使えるから、Webでラジオ放送みたいなものを気軽にやってみようかな、というノリで始めて、1、2回はあまり名前もついていないみたいなのをやっていて、“ポコラヂ”っていう名前にしようっていうのが決まって。そこから毎月やらせてください、っていうお願いをしてやる経緯になって。
__では最初は、tomadさんの方から?
てぃーやま:そうそう、今のような感じの番組ではなかった。最初は、tomad番組みたいな。それが2015年の年末。で、ポコラヂになって、そこからかれこれもう3年ぐらいやっているっていうことだよね。
tomad:やらなかった月あった?
てぃーやま:ない。一度も
tomad:それ結構やばくない? 謎の気合を見せてて、なんか落とすと終わるみたいな恐怖感はある。恐怖感っていうか、なんか気合はある。
てぃーやま:ちょうど3年前、僕がイギリスから帰ってきて働くか働かないかの時期だったので、帰国前にイギリスでやっていたイベントの名前を取ってて、ポコラヂにして。最初が一番気合入ってたよね。luluちゃんとか、辻林美穂さん呼んで、歌ってもらったりして。そこからいろんなゲストの方呼んで、最初はちゃんとDJやってほんのちょっと喋るみたいな感じだったんですけど、徐々に喋りだけ、みたいになった感じですね。
毎月、ほんと不定期で。忘れてると「今月やってない、やばい」みたいなLINEが来るんですよ、メンバーの誰かから。で、「誰かいる? なんか本ある?」みたいな、内容はその時のノリで決めてます。
__ポコラヂにテーマがあるとしたらそれは何なのでしょうか? 何を一番伝えたいと思って続けていますか?
tomad:あんまり外向きにはやってないよね。
てぃーやま:そう。でもロンドンにいてNTSの収録に遊びに行ったりとかしてて、ラジオおもしろいな、みたいには思っていたので、一応ラジオっぽく色々喋って人を呼んで、音楽かけてもらったりしようみたいなのは最初からあったんですけど、それ以外はあんまり決まっていなくて。意識していることはあんまり外向きに、「皆さんこんにちは」みたいにならないような場所を作る、ってことくらいです。
なんか部室覗いている感じじゃないですけど、仲間内で喋ってるのを外から聞いてもらうみたいな感じで、人に何か伝えようっていうよりは、今自分たちの間で話題になっている本とか音楽とかを特に外野を気にせず喋るっていうことをやってます。
__続けられるモチベーションは何でしょうか?
てぃーやま:例えば、本の会とかは結構重要だな、と思っていて。僕らの中で話題になった本とかあったら、だれかがレジュメとかを準備して、輪読じゃないですけど、大学のゼミみたいな感じで持ち寄って喋る。こういうのは、外向きっていうよりは、ちょっとキャッチアップしとかなきゃ、自分たちのために知っておきたいな、みたいなモチベーションが大きいかもしれないですね。
tomad:興味あることは作っておきたいみたいなあるけどね。興味あることっていうか、なんか話せることみたいな。
てぃーやま:連載とかとまた違うしね。
tomad:グループで話せることみたいなのを毎月作っておきたいみたいなのはあって、自分達がやるべきことと関係なく話せる話題ってあるようで考えてないとそこまでないので。それを維持しておきたいなみたいなのは、僕の中ではあるかもしれないですね。まあ、全員があるのかわからないですけど。
てぃーやま:最初の方はまだもうちょっと外向きにするかみたいな気運はあったんですけど、本当徐々に月1回集まって喋るみたいな感じに落ち着きました。
__横山さんはいつ頃から参加されたのでしょうか?
横山:僕は2016年の7月ぐらいに東京に引っ越してきたんで、多分その秋ぐらいからですね。なんかRed Bull Music Studios Tokyoで友達がやってるから遊びに行ってみたのが最初ですね。
てぃーやま:そんな遅かったっけ?
tomad:結構遅いと思うよ。
てぃーやま:ポコラヂのJun Yokoyama回があって、Jun Yokoyamaがゲストだった回があるんですよ。
tomad:そこからレギュラーにのし上がったと。
てぃーやま:2016年の9月。だから、ちょうど『レトリカ3』が出る直前でグライムの話とかをしたんだよね。そこから定期的に来るようになって。
横山:それで行ってて、しばらくしたらマイクを持つようになって。
てぃーやま:いつだか忘れたけど、僕らのこうダラダラしてるのをなんか、すごい多分イライラしてて、なんかちゃんとやれや、みたいな、急に司会きたな、みたいな。一回喋り始めると僕ら抵抗できない流れを……。Miiiは最初からいたんだっけ?
Miii:僕は最初からテクニカルとして。Red Bull Music Studios Tokyoのラジオブースって、DJ機材とネット配信するための機材が置かれていて、ストリーミング配信するパソコンとシンプルにつながっているだけだったんで。
てぃーやま:あれ、インカメだったもんね。
Miii:iMacのインカメで始めてましたね、最初。なのでそこのサポートみたいなところから入って、でも僕自身も興味のある内容がやっぱり多かったので、今まで参加させてもらっている感じです。
てぃーやま:あと今日来てない松本ってやつがいるんですけど、もっとシリアス担当みたいな感じだったんですけど。
tomad:でもJun Yokoyamaが上がってくると同時に下がったっていう。
てぃーやま:諸事情でしばらく来なくなったんだけど、転職を経て再び参加するように……。
tomad:だって、昨日とかもね、すごいしゃべってたよね。
てぃーやま:ちょうどおととい新しい職場の初日で。なんか今は自由を楽しんでるみたいな感じで。でもまあ、そのメンバーでやってます、5人で。基本的には。
__毎回トークのテーマやゲストの方を決めていると思うのですが、どういう基準で選んでいるのでしょうか?
てぃーやま:ゲストの基準は、自分たちの近くにいる人に来てもらう、っていうのが基本ですよね。ちょっと自分との距離が遠くまで行くとかなり難しかったなみたいなのがあったんで。
tomad:ゲスト無しの回みたいなの多いけどね。
てぃーやま:ゲスト無しの回もあれば、bo enとかライアン(Ryan Hemsworth)とか海外から来た友達にたまたま出てもらうみたいなのもあります。
__これまで印象的だった回などはありますか?
tomad:TimeOut Café & Dinerでイベントやったのは、ポコラヂがメインだっけ?
てぃーやま:あれは良かったですね。
tomad:ライアンがDJしてその後……。
てぃーやま:そう、ライアン、okadada、ワイパさん(DJ WILDPARTY)がラウンジDJをやってくれて、そのままトークするっていう。で、トークもツカサっていう通訳も入ってくれて、フルパッケージで……。
tomad:なんか、ファンがこっそり来てたりしてたよね。
てぃーやま:あそこ普通にカフェなんですけど、最初単にそのカフェの客だと思ってて、俺らトークとか始めて大丈夫かな、みたいな。でもみんなチラチラこっち見てて、実は全員ポコラヂ聴きに来たお客さんだったっていう。なんかあの回は、一番充実はしてましたね。
tomad:あのオーバーグラウンドっていうか、浮上して来た感はありましたね。
__ほかに印象的な回はありますか?
てぃーやま:あと、内容面白かったの誰だろう?
横山:okadadaの回は?
てぃーやま:okadadaはもう集客力すごいからね。okadadaが出るだけで200人くらい見てくれる。
横山:okadadaの顔が見えないように座らないで、どいてって、Twitterで怒られたんですよ。じゃあもうカメラokadadaの顔メインにしとくよ、みたいな。
てぃーやま:あれは、キラーコンテンツですね。
横山:この間やったやつは面白かったよね。違う話に脱線したから。
てぃーやま:初回は答えるのに必死だったからね。
tomad:okadadaがわかってきたっぽいぞ。悩みに対する距離感が。
一同:(笑)
てぃーやま:あと、tofubeatsに関する回は、毎回ちゃんと準備してから望むので良い回が多いよね。
tomad:アルバム『FANTASYCLUB』回。
てぃーやま:あれは良かった。
tomad:あれ文字起こしされて載ってる。
てぃーやま:レトリカのウェブに載ってます。あとは総括的なのが結構良くて。何だっけ?
tomad:それもtofubeats回じゃない? 「大都会と砂丘」。
てぃーやま:あとは、ここ行ってきました、みたいなやつ。
tomad:アジアが多めですね。僕が報告する、みたいな。
てぃーやま:内容があるから面白い。
横山:ちゃんと用意してきた回は面白いってことでしょ。
てぃーやま:本当にそう(笑)。
tomad:みんなで本を読む回もちょいちょいやっていて。この前のInstagram回とか。
横山:『誰が音楽を殺したか』回とか。
tomad:あれも面白かった。あれなんか僕がめっちゃ書いたような気がする。
てぃーやま:図とか書いてたよね。俺、流通回も面白かった。
tomad:『現代思想』の物流スタディーズ特集を読むやつね。
てぃーやま:あとは、多摩地区。西東京。
Miii:謎の回(笑)。一番カルトな回。
横山:一番俺黙ってたわ。
一同:(笑)
てぃーやま:だから、ゲスト系、本系、旅系、企画系の4つくらいに分けられる。
横山:ポコラヂってなんのためにしてんの?
tomad:おしゃべりっすよ。
横山:わりとね、人に向かってしゃべっていく感じじゃなくて。オンラインサロン?
てぃーやま:今流行りの(笑)。
tomad:お金取ってった方がいいんじゃないですか。
てぃーやま:誰も払わないでしょ。役に立たないオンラインサロン。
横山:他にあんまないよね。人がいないニコ生、みたいな。
てぃーやま:たしかに内容としては特別というか不思議な感じになってる。
横山:tofubeatsとかokadadaとかライアンとか、アーティストが興味あるようなことを話してるから、マーケティングのためにやってるというよりかは、次の何かに向けて、自分たちもわかんないこと話してるんで。回答を求めるというよりかは、次の問いってどこにあるの、みたいな感じの話になっちゃう。
てぃーやま:毎回喋ってて、結局最終的には、「どうすんの?」みたいな話になるね。俺だけかもしれないけど。
tomad:なかなか明るい気持ちにはならないね。
てぃーやま:確かにね(笑)。毎回疑問や課題を残して終わる感じはあるよね。

Red Bullのスタジオからリアルハウスへ
__場所をRed Bullのスタジオからリアルハウスに移動した経緯について教えてください。
てぃーやま: リアルハウスに移動したのは、現実的な話で、Red Bull Music Studios Tokyoのラジオブースが改装のために使えなくなって。それで普通に家でやろうってなった。ちょうど昨日もソウルコミュニティラジオの話とかも出てましたけど、今の内容だと、自分たちが持ってる場所から配信した方がしっくりくる感じは個人的にはあります。来る人が結構身内というか個人的な繋がりの人が多いので。
元々レトリカというグループの基地として“レトベ”というのをやっていたんですけど、新しい場所に移動しようということになって。それで駒場東大前の今の場所になりました。それ以来はポコラヂで使ったり打ち合わせで使ったりしてます。もう少し有効活用したいなとは思いつつ、みんなそこそこ忙しいのであんまり肩肘張らずにやれる場所を持っとこうかなという感じです。
さっき、外向けではないっていう話がありましたけど、多分、各個人が外向けに発信しようと思えばできる人たちだと思う。かつみんな文章書いたり連載持ってたり写真やってたりするので、外向けというよりは、本当に自分たちが肩肘張らないで過ごせる場所で内向きに喋る。これがずっとテーマとしてあるし、今の場所に移ってそれが強化されている感じがあります。それが結構、良く働いている気がします。喋りたいこと喋れるし。特にニーズに気を遣わなくてもいいし。それこそokadadaが来て200人くらい見てくれてる時もあれば、僕らだけでしゃべってる時はだいたい40人か30人しか見てない時もある。そういうのも気にしないでずっと続けています。

__最初に、レトリカベースのような、場所を作ろうと思ったきっかけはありますか? 非営利のものでしょうか?
てぃーやま:非営利っていうか単に自腹ですね。半分僕の自腹で、半分は住んでる人が負担する。場所については、例えばNTSのラジオとかもそうだし、最近別の話でtomadとかと話すんですけど、ロンドンのボールドテンデンシーとか、昔使ってたものとかを改造してギャラリーやオフィスにしたりするのを漠然といいなと思っていて。それで東京帰ってきた時に、周りに仲間とかクリエイターとかそこそこいるんだけど、そもそも打ち合わせとなるとかカフェになる。そうすると、その打ち合わせとかコミュニティの文脈が蓄積していく場所っていうのがオンライン上にしかないなって思って。
やっぱりベタですけど、部室って超良いじゃないですか。あれってなんでだろうって考えて。やっぱりそこに行くとその一員だって感じることができたり、そこにあるモノとかで文脈が溜まっていったりとか。自分たちの「跡」をつけられる場所とか空間が必要だなって思っているところがずっとある。現実的には本を置いたり、自分たちが作ったものを置いたり、そこで何かやったりすることによって、そのコミュニティの意識って多分高まると思う。
レトリカってすごい閉じたグループだったんで、例えば人に原稿書いてもらう時にオンラインで単に頼んで原稿を書いてもらうより、自分たちが持ってる場所に来てもらって打ち合わせするだけで、仲間になった気分になるってグループが少しずつ開かれるというのがあると思うんです。そういう体験って重要だなって思って。それこそ昨日の放送でも話したんですけど、そのクリエイティビティが発揮されるのってどういう状況なんだっけとか、都市の中でモノを作り続けるとか、作る人たちのコミュニティを作っていくっていうのが個人的にはずっと根底にある。そういう問題意識の実践として場所を常に持ってたいなって思います。もっと有効活用しろよ、みたいなのもありつつ、そんなに頑張っても仕方ないなっていうのもあるので、今もJunさんに住んでもらって、使える時に使うっていうのをずっとやってます。
__tomadさんは、リアルハウスについてどう考えていますか?
tomad:レトリカ派生だから、そもそも雑誌があって、前の家があって、今はリアルハウスという流れがあると思う。ただなんか暑苦しくなくていいかな。僕は、渋家とかにいたから、暑苦しいコミュニティとか知ってるんで、そういう感じじゃなくて、気軽に来て気軽に帰ってお茶するみたいな。あとミーティングに使う。そんなに周辺人物も多くないので。ポコラヂはリアルハウスっぽいコンテンツだなという気はするんですけど。
てぃーやま:番組自体がそういう感じ。部室はいいけど、部活はきついなって、感じがある。
tomad:みんなでやる部活でもないから、ふんわりはしてるよね。
てぃーやま:部活は、各々やればいい。
__横山さんはいかがですか?
てぃーやま:誰かいるのは重要だと思う。今の使用頻度で誰もいなかったら場所として無色になる。
横山:管理人の概念は重要だと思う。俺が買った飲み物とかをtomadが勝手に飲もうとするから、それを注意するのが最近の仕事。
てぃーやま:場所がホワイトキューブじゃないですけど、単に空間があってもあまり意味はなくて。残っていく跡とかもそうなんですけど、そこにいる人によってある程度色付けがされていないと、面白くなるじゃないですか。場所だけ持っていてもコンテンツを継続的に入れていかないと色はついていかないので、人が一人住んでいると、両方の言い方があって、「あーなんかあいつらがやってる場所ね」とも言えるし、「あー何々さんの家ね」ってどっちも言える。そうなった方が、場所の色がつきやすくて、人がいるといいよね、とは思います。
なんか今、そうするか決めてないけど、シェアオフィスにしてもいいよねって話しています。同じように人が毎日働いているような、そういう場所があってもいいよね。「何々さんがいるところね」っていう場所になっていることが重要で。常に、人がいる状態にしているのがいいと思っています。
__てぃーやまさんのプロジェクトの中で、レトリカとリアルハウスがありますが、それとポコラヂの関係性について教えてください。
てぃーやま:直接はほぼ関係ない。レトリカは、僕は後から参加したので、それこそ松本よりもハードコアな連中が、外を見ないでずっと内省しているというか、やばい物書き達がいて。レトリカ自体、本は2年に一回作っていて、まとまりがあって、それ以外の活動は別々にやっているので。地方でNPOをやっている連中とか、慶應アート・センターとリサーチプロジェクトをやったりとか、デザイナーと松本と3人でプロジェクトを個別にやったりとかもしているんで。
でもマルチネとかもそうですけど、まとまっているようでないとか、友達でしかないというか、基本的には、プロジェクトごとに切り分けてその時々やるという感じですね。なのでポコラヂも同じような感じで、tomadと僕のところに話がきて、そこに謎に松本を呼んで、自然発生的にメンバーが構成されている。それでリアルハウスも僕が場所があった方がいいとずっと思っていることと、Junさんが近くに住んでいたこととか、いろんな条件が重なって、全部が全部こう繋がっているわけではないけど、テーマとしては、さっき言っていた「都市の中でモノものを作り続ける」とか「作る人たちのコミュニティを作っていく」ことが一貫していると思います。あまり意識してはないですけど。

__ポコラヂで、これからやってみたいことはありますか?
てぃーやま:ネタ切れ感が結構あるよね(笑)。
tomad:それでも頑張っていかなければならないでしょ(笑)。
てぃーやま:まあでもやり方というか、ノウハウは地味に溜まっているから。でも一時期よりかはシュッとしてきているとは思うよね。内容としては、なんか企画とかあるし、本もあるし。
Miii:最初はどうしても音楽をちゃんと結びつけなきゃっていう意識の方が強かったですよね。
tomad:ライブとかもしてもらいましたもんね。徳利さんの回とかよかったよね。
Miii:あれも取ってつけたような感じではなくて、理由があってちゃんと呼んでいるから。
てぃーやま:確かに、それでいうと、僕は結構「次やる企画をちゃんとしないと」っていう感じの人間だったんですけど、ポコラヂを通じて、このくらいの気軽な温度感でプロジェクトを継続していくのも面白いなっていうのが知れて、それは個人的に面白かったし、このまま続けていきたい。
tomad:最初はしっかり企画を作っていたもんね。
てぃーやま:そう、最初は作っていた。全部台本とか書いて、松本が本を紹介するコーナーとかあって、みたいな。
__ほかには何かありますか?
tomad:イベントとか、呼ばれたらやるよね。
横山:外に出てやった回が二回あって、1回目がライアンの回、タイムアウトカフェ(TimeOut Café & Diner)でやったのと、2回目は六本木アートナイトの国際交流基金アジアセンターのイベント。
てぃーやま:その文字起こしの編集バージョンもWebにありますので。
横山:呼んでくれる物好きがいるんだって。
てぃーやま:昨日の放送とかも常時30人くらい見てくれているからね。
tomad:まあでも、ちゃんと見てるよって言ってくれる人はいるよ。最初はイベントでラジオと化したですよね。最初はポコでやっていたし。
横山:またイベントをやるかもしれない。
てぃーやま:今イベントやるって、やばくない?
横山:新しいリスナーをマーケティングしていかないと。
てぃーやま:まあでもマーケティングから音楽は生まれないから(笑)。
(Part.2へ続く)
Photo(TOP) by Ryo Yoshiya(2016/4/20撮影)

■公演情報
LOST IN KARAOKE
日時: 2018年10月2日(火)開演19:00/終演22:00
場所: カラオケ館西武新宿駅前店(新宿)
料金: 無料(ライブストリーミング配信)
出演: 各部屋割りは下記をご覧ください
【Tokyo Recordings】
Yaffle, OBKR, Taihei Kirioka, ninjoi.
【Neo Tokyo】
YUKA MIZUHARA, あっこゴリラ, DEADKEBAB & PSYCHIC$, LISACHRIS
【Phantom Sounds】
Albino Sound, Aya Gloomy, Maika Loubté, ZVIZMO(テンテンコ× 伊東篤宏)
【Fire in the Booth】
Wardaa, 極onTheBeats, Weny Dacillo, ゆるふわギャング
【Midnight Flow】
Kotsu, galcid, DJ Kali
【Yuzama Showcase】
Batsu, eill, Mecanika, Misumi, バーチャルねこ, KISEKI (Taigen Kawabe [BO NINGEN] x 食品まつり a.k.a foodman)
【ポコラヂ出張編 (MC ROOM)】
遠山啓一, Jun Yokoyama, Miii, tomad, Tomoya Matsumoto
※本イベントはライブストリーミング配信でご覧頂くプログラムです。下記ページより視聴サイトへ
www.redbull.com/jp-ja/music/events/lost-in-karaoke
アシスタント: 加来愛美、伊藤礼香、金子百葉、佐藤純、杉田聖司、杉田流司