INTERVIEWSApril/30/2014

【Interview】 ラブリーサマーちゃん と 芳川よしの − “はじめまして”

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 今年4月頭、〈Maltine Records〉より芳川よしのとラブリーサマーちゃんによる共作EP『はじめまして』がリリースされた。芳川よしののサウンドに、現在18歳のラブリーサマーちゃんの歌声が重なる、今のマルチネらしい若々しくも安定したポップミュージックに仕上がっている。その安定感の裏にあるのは、芳川よしのが以前より提唱している「Ultrapop」という一つの概念に基づいたサウンド、そして、突如インターネットシーンに登場した才女・ラブリーサマーちゃんのセンスと歌声である。今回、〈Maltine Records〉からリリースされた『はじめまして』と、今年3月に〈ZOOM/LENS〉より発表された芳川よしのの単独EP『Yumetatsu Glider』のリリースにあたり、両者のインタビューを決行した。

『Yumetatsu Glider』と『はじめまして』

_芳川よしのさんの『Yumetatsu Glider EP』が〈ZOOM/LENS〉よりリリースとなりました。単独の作品集としては久々になります。

芳川よしの:去年の3月に〈Maltine Records〉からリリースをして(『Last Movement』)、それから1年ぶりのリリースをするにあたって、1年間やってきたことをまとめようという意識がやっぱりありまして。この一年の間に引っ越しをしまして、今までやってきた「クラブミュージックとJ-POPの融合」というところから一旦距離をおいて色々考えてみようかな、ということで、プライベートワークの方では定期的に音を作って考えたりSoundCloudに上げたりしていました。反面、作家仕事の方はあんまりやらなくなってしまって。先日メジャー・デビューした「愛乙女★DOLL」の去年の夏発表の楽曲のサウンドプロデュースと、アニメ「きんいろモザイク」のキャラクターソングだけでした。

_去年の一年間は自分のペースで活動する時期だったんですね。

芳:一度見つめなおしたかったというか…思ってることを整理をして、次は何を作ろうかとぼんやり考える時期でした。

_一年間、自分を見つめなおす中で音楽観というのも変わってきたと思うのですが、芳川よしのさんが以前から提唱していた「Ultrapop」という概念を改めて紹介していただきたいです。

芳:前作(『Last Movement』)で一旦区切りをつけた「クラブミュージックとJ-POPの融合」から、芳川よしのとして違う方向性に舵を切ろうと思ったんです。これまでの楽曲は複数のジャンルから引用を繰り返していたので音としての情報量が増えすぎて飽和してしまっていたので、いったんそれを縮減しようと思いまして。そこで、音楽を構造的な部分と質感、つまりコンテクストとテクスチャの2つに分けて考えて、コンテクストだけを多重化して、テクスチャをシンプルにしていくデザインパターンを考えたんです。そうしたら実際にリスナーが聴く音はシンプルなまま、好きな音の要素はたくさん入ってる。だから結果的にビートミュージックが好きな人にとっては「ビートミュージックっぽいな」って聞こえるし、ロックが好きな人にとってはちゃんとロックっぽいフィーリングがあるというか。だまし絵的な感じになっているのかな…と。他にも、”そういったアイディアを”ちゃんと音にするための技術、楽曲に対して付けられたブランド名っていう…それらを総称してUltrapopと呼んでいます。ちょっと長くなっちゃいました(笑)。

_その考え方はすごく面白いなと思いました。

芳:作る側のジレンマとして、音楽が好きになっていくと趣味も先鋭化していって、「この音以外イヤだ」っていう感じになってしまっていって(笑)。でもそれって、リスナーにコンテクストを追えるだけの教養を求めてしまって、結果的に音楽が好きなのに届かなくなってしまうという悲劇があって。それと、作家的に、リスナーにどう届けるかというところで考えた時、まず流行った音を感覚的に覚え込んでいく、この作業、人力データマイニングって呼んでいるんですけれど(笑)、そうして、分析的に音を作っていくと、サウンドの偏りみたいなものが同じような方向に収束してきてしまって本当にろくなことにならない。この二つ、芳川よしのとしての方向性とはどっちも違うな、と。音楽はもっと気楽に楽しんで欲しいですし、型通りのクッキーをプライベートワークで作っても面白くないし。で、今回の『Yumetatsu Glider EP』と『はじめまして』は、リスナーの皆さんに、自由に、コミュニケーションとしての音楽の伝える感情を楽しんで頂ければ作者冥利に尽きるのですが、そういった型からちょっとでも自由な音楽にするための細部の作り込みや感情体験の奥にある美意識にも耳を傾けていただければ嬉しいです。

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_楽曲にもその奥の部分が詰まっている、と。

芳:例えば、普通、ボーカル曲ってピッチ補正をしたりするじゃないですか。ラブリーサマーちゃんは、あえて言うならば、ちょっと低めに歌うんですよ。少し気だるい感じ。でも、その低めのフィーリングに感情が詰まってたりするんです。そこを直してしまうと(感情の伝達を)阻害してしまうので、だったら曲自体のピッチをそっちに合わせればいいよねと(笑)。だから、部分的に調律が「A=440Hz」じゃなかったりとか。

_ズレてるんですか(笑)。

芳:ズレてるんです。いやでも、ズレてるとは言いたくなくて。だって音楽に絶対的な基準はないじゃないですか。人間が持ってるピッチ感やタイム感は気分とか体調で全然変わると思うし、むしろ、正確な方が不自然なんですよ。なのでトラックの方を声に合わせてしまう方がしっくりくる。トラックとボーカルの相対的な位置関係でも感情の伝わり方は違うので、ピッチを上げ下げして曲のテンション感を変えたりとかしてるんです。もちろん感情をちゃんと伝えるための問題解決の方法でもあるんですが、そこまでちゃんと詰めた先にある美意識みたいなものも感じていただけたらと。その結果、すごく自然に楽しめる楽曲になったと思う。なので、重ねてですが本当に好きなように聞いてくださって大丈夫です(笑)。

_では、今回〈Maltine Records〉から出た芳川よしのとラブリーサマーちゃんとの作品『はじめまして』についても詳しくお聞きしたいのですが、そもそも、どのように制作が進んでいったのでしょうか。

ラブリーサマーちゃん:最初によしのさんから「一緒にやりませんか」というDMを戴きまして。それで、すぐに「Moonlight」の音源を送ってくださって。

芳:それが去年12月くらいで、「Moonlight」自体は去年の夏にはデモがあって、ラブリーサマーちゃんにぴったりだな、と。

ラ: 「Moonlight」には元々歌詞が付いてたんですけど、「歌詞とかメロのラインとか変えてもいいので、自分で付けて歌って」って言われて、それで(自分で歌詞を)付けて歌って、それを送って2人でまた練りなおして。それをちゃんとレコーディングしてtomadさんに聞いてもらったんです。そしたら「これ良いからリリースしよう」という話になって。それでもう一作、私が大元で作ったものをまた2人で練ったものをEPとしてくっつけて出そう、という事になりまして。それで私がデモを作って、よしのさんに渡して、練りなおして……という感じですね。

芳:お互いをミュージシャンとして信頼してたから安心して作品をやりとりできました。「Moonlight」をラブリーサマーちゃんに投げてみても、変わって返ってきた部分は良くなる部分ばかりだったので。「はじめまして」は、ラブリーサマーちゃんが元々作ってるものだったので、「サマーちゃんが思ってることとか感情をどうやったら伝えられるかな」と考えて。明確にどっちがサウンドプロデュースしてるとかじゃなくて、コミュニケーションの中で生まれた曲なのかな、という認識をしています。

_「歌い手」と「作り手」という関係ではなく、双方が作用しながら作っていった、という意味で名義も堂々と「ラブリーサマーちゃん と 芳川よしの」になったと。

芳:一般的な「ビートメイカーfeaturing歌い手」という名義だと、このプロジェクトの温度感から考えて相応しくないな、と思って。いい名前は無いのかなと考えて…「じゃあ、”と”でつなごう」と(笑)。

_「はじめまして」の歌詞はいつ書かれたんですか?

ラ:3月の頭です。3月頭くらいにはデモを作って送ろうと考えてたんですが、テストとかでめちゃめちゃ追い詰められていたので、結局3月第2週くらいにすごく切羽詰まった状況で作りました。

芳:そのすごく切羽詰まった感じが、切迫感というか、エモさに繋がったのかな、って。

_ラブリーサマーちゃんはこの春大学に進学されたということで、「はじめまして」も、やはり実生活や自分の気持ちをモチーフに作った曲なのでしょうか。

ラ:ちょうど入学式の日(4/2)にリリースすることになってたんですけど、tomadさんと打ち合わせをした帰りに、「どういう歌を作ったらいいだろう」という話になりまして。それで「4月頭だし、初夏っぽい、はじまりって感じにしよう」という漠然としたテーマになったんですけど、いつも悲しい曲ばっかり書いてたので、「そんなの書けるのか」とか思ってて。それに、私の高校は付属高校で、エスカレーター式で大学まで進学したので、「地方から上京してきて、これから大学生」のような子たちに比べたら入学する実感も無くて、「はじめまして」みたいな曲を私が書くのは難しいんじゃないか、と思いまして。tomadさんとかにも「入学式ってどんな気持ちでしたか?」とか聞いたんですけど、みんな忘れちゃってて(笑)。

芳:最初デモをもらった時、不安な気持ちを空元気で押し切るみたいな空気が曲にあったので、その裏にあるマインドがどんな感じなのか、というのにフォーカスを当てたかったんです。

ラ:私自身は、不安みたいなものもあんまりなかったんですけど、新大学1年生の子が、電車に乗ってる時にこれを聞いて、「よし、ちょっとやってみるか」って気持ちになってほしいな、というのを考えました。不安になっている子たちが聞いてくれたらいいなぁ、みたいな。

_なるほど、メッセージソングなんですね。

芳:曲中に「うまくいくのかなぁ」って語りの部分があるじゃないですか。あれは演技してたよね。

ラ:そうですね。間奏の部分でセリフを入れようという話になって、何を言うかスタジオで会議が始まって。

芳:突然ブレインストーミングが始まったよね(笑)。ここも指示をするとかじゃなくて、録ってみて聞いてみてという流れの中で作っていって。

ラ:スタジオで作っていってる感じでしたね。最初は(セリフが)「ちゃんと出来るのかな、うまく話せるかな」だけだったんですよ。だけど、喋るタイミングが早くなってしまって「早すぎたかも!」ってポロっと言っちゃったんですよ。完全にミステイクだったんですけど。

芳:それ、ミスだったんだ(笑)。

ラ:そしたら、tomadさんが「今の『早すぎたかも』っていいじゃん」ってなって。そこに「ちょっと早く着き過ぎたかも」ってニュアンスをつければいいじゃん、って感じになりました。

芳:場の流れだったよね。

ラ:掛け声とかもいっぱい考えましたよね。「いち、に、いちにさん、ハイ」か、普通に「いち、に、さん、ハイ」か、とか。

芳:ここでも突発的に議論が始まって。「いち、に、いちにさん、ハイ」だと倍でとる感じになっちゃうから、とか、イヤ、それがいいんだよとか始まって(笑)。すごくクリエイティブなRecでした。

_芳川よしのさんは今まで色々なディレクションをされていたと思うのですが、今回ラブリーサマーちゃんとスタジオに入って刺激になった部分はありますか。

芳:自分が18歳の時にCubaseを買って作った音は、テクスチャ(音)は頑張って作ろうとしたけどコンテクストがあやふやみたいになってて、何をしたいのかがわからない感じになってたんですけど。ラブリーサマーちゃんはコンテクストの部分、何を伝えたいのかというのがすごく明確で。どういう風に伝えられたらいいのかとかが18歳の時点でちゃんと考えられていて、もう天才としか言い様がないなと。

ラ:何も出ませんよ、そんな事言っても(笑)。

芳:また一緒に音楽つくりましょう(笑)。次やる時はまた違った側面を出していけたら。

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実際に録音で使用された歌詞メモ。「いつもはもっと書くんですけど、今回はオペレートも自分でやったので、スタジオでやり取りしました(芳川)」

ラブリーサマーちゃんについて

_ラブリーサマーちゃんが、ラブリーサマーちゃんとして宅録を始めたきっかけを教えて下さい。

ラ:私が高2の時にバンドをやっていて、それは私が作曲をしていたとかじゃなかったんですけど、メンバーが受験勉強するから活動休止する、ということになってしまって。私は、1年間何も音楽しないのはイヤだなと思って、「自分でやろう」と思ったんです。1人だったら弾き語りとかもあったんですけど、自分は弾き語りするのはあまり好きじゃなかったし、そういう枠に入れられるのもどうかなと思ったので、色々考えて。で、元々ツイッターとかで仲良くなった人たちが宅録をしていたので、「宅録するか」と思って機材だけ買ってたんですけど、手を着けるのが面倒くさくてしばらく放置していたんですよ。

芳:機材は何を使ってたの?

ラ:その時はMTR一台でしたね。

_最初から「パソコンで作ろう」という感じではなかったんですね。

ラ:そうですね。今ではインターネット側の人間という感じなんですけど、家が厳しかったので、パソコンが自由に触れるようになったのが高2の夏で。(宅録を始めた)一番最初は、MTRで録音して、音をSDカードに入れてネットカフェに持って行って、そこからSoundCloudに投稿する、みたいにやってました。「TuxGuitar」っていう無料のギター作曲ソフトがあったんですけど、それで曲を作って、CDに焼いて、スタジオで録音して…っていう感じだったんですけど。作り始めて2曲目からはMTRに付いてるドラムマシンを使って作って。それがすっごく大変で、ドラムパターンを3本くらい作って、ここでフェーダー上げて、みたいなのをリアルタイムで録音してました。失敗したらやり直しなので、1時間くらいフェーダーの上げ下げをしてたりしてて。

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_パソコンが自由に使えない時期からSoundCloudで楽曲を公開していたり、今では、Twitterでも密着した積極的な交流を行っているラブリーサマーちゃんですが、特別そういった交流について考えることはありますか。

ラ:私は偉い人でもなんでもないし、こうしたら良い、とか自分のメリットを考えてやってるわけではないんですけど、例えば「ラブサマちゃんの曲がすごくイイ!」って呟いてくださる人がいて、イイと思ってる人からリプライが飛んできたら嬉しいじゃないですか。それに自分の好きな人からリフォローされたら嬉しいし、だから「嬉しいだろうなあ」と思ってやってるだけですね。

_自分の作風や歌詞に影響を与えたアーティスト等がいたら教えて下さい。

ラ:ギターを自分で弾いて録音するんですけど、ギターはWild Nothingのギターがすごくカッコいいと思ってて、自分でも合わせて弾いてたりしてました。インディ・ポップとか、ドリーム・ポップみたいなのがすごく好きなので、そこから結構由来してるかなと。あと、The Brilliant Greenが大好きで、その辺りとか、相対性理論に似ているねと言われたりとか。あと邦楽ロックが大好きでした。

芳: 「はじめまして」のメロディーがすごく邦楽ロックっぽく感じたので、サウンドを違うところから引っ張ってきたら色んな人から喜んでもらえるんじゃないかな、と思ってやってみました。そしたら宅録してる人たちから反応があったり(笑)。

_日本のインディ・ロック・バンドである「For Tracy Hyde」にラブリーサマーちゃんが加入することが決定しましたが、加入までにどのような経緯があったのでしょうか。

ラ:そもそも、高2の終わりに、ライブハウスとかでよく会う友達に男の子にミックステープを貰って、その中にFor Tracy Hydeが入ってて。それを聞いた時に「めっちゃイイ」と思って、それでお客さんになって、フォトハイのライブに行ったりしてたんですけど、Twitterで仲良くなったりして、交流があったんです。だけどその当時は私はまだ曲を作ってなくて。その半年後くらいに、音源をアップしたら反応があって。彼らも女性ボーカルを探してたみたいで、去年の10月くらいに声をかけられて、一緒にスタジオに入ったりして。それで、「入りませんか」と言われて「じゃあ、入ります」ってなって。正式に加入したのが1月くらいで、2月から3月にかけてスタジオに入って録音して、今1曲上がっています。

_また、4月30日にリリースされるtofubeatsさんのEP『ディスコの神様』にも、Shiggy Jr.のいけだともこさんと共にラブリーサマーちゃんがコーラスで参加していますね。

ラ:あれは、tofubeatsさんがTwitterで宅録出来る女子を探してて。私は自分でそういう風に言ってきていたので、そういうワードがあると「私!」って思ってしまって(笑)。それに、tofubeatsさんがすごく好きで。最初は私みたいなぺーぺーが名乗りあげちゃいけない、と思ってたんですけど、一晩悩んで、お母さんにも相談して(笑)。それで、メールを入れたんですよ。そしたら、その30分後に返信が返ってきて、「その瞬発力とインターネット力に頼みたい部分がある」と言われて。その日がバレンタインデーだったので、「告白したらOKを貰った!」みたいな気分になりました。

今後の予定について

_5月5日、〈Maltine Records〉のパーティー「東京」が開催されます。2人の意気込みなどあればどうぞ。

芳:ライブ自体が久々なので、自然体にやれたらと思います。

ラ:私は今回、ある意味色物だなと思ってて。色物は色物なりに盛り上がるライブが出来ればと思います。

_当日はお2人のコラボレーションがあったりするのでしょうか。

芳:何かやります?

ラ:やりたいですね!

_楽しみにしています。その他、今後の予定があれば教えて下さい。

芳:5/9に、私が『Yumetatsu Glider』をリリースしたレーベル〈ZOOM/LENS〉が2.5Dでイベントをするので是非お越しください。芳川よしのの音楽にもこれからも注目していただけたら嬉しいです。

ラ:For Tracy Hideが音源を出すので、是非聞いてみてください!

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Artist: Yoshino Yoshikawa
Title: Yumetatsu Glider EP
Number: ZLEP-12
Release date: 2014/03/25
Artwork: Yuzusa

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Artist: ラブリーサマーちゃん と 芳川よしの
Title: はじめまして
Number: MARU-130
Release date: 2014/04/02
ArtWork : 寺岡 奈津美



インタビュー・文:和田瑞生

1992年生まれ。UNCANNY編集部員。ネットレーベル中心のカルチャーの中で育ち、自身でも楽曲制作/DJ活動を行なっている。青山学院大学総合文化政策学部在籍。

写真・インタビュー:野口美沙希
1992年生まれ。UNCANNY編集部員。青山学院大学総合文化政策学部在学中。音楽藝術研究部に所属し、ジャズを中心に聴いている。