- NEWSJuly/25/2026
-
Lusine、温もりを帯びたアンビエント新曲「Bird's Eye」を公開 ── 新作『Melting Days』より

シアトルを拠点とするプロデューサー、ジェフ・マキルウェインによるプロジェクトLusineが、Ghostly Internationalから8月21日リリースの通算10作目『Melting Days』より、第2弾シングル「Bird’s Eye」を公開した。先行シングル「Pendulum」に続く本作は、リズムを軸としたアンビエントのテクスチャーと温かなシンセ・パッドが溶け合う一曲。抑えられたテンポの上で旋回するベルの音が、メロディックかつリズミカルな核を形作っていく。
アルバム全体が記憶・悲しみ・変化・再生をテーマとする一方、本曲にはLusineのアンビエント作品を特徴づけてきた、直感的で漂うような音の動きが色濃く表れている。マキルウェインは、自身にとって困難で孤独だった時期に本作を制作したといい、個々の楽曲を積み上げるのではなく一本の映画のように構成し、感情の流れを優先したと語る。制作過程について、彼は「アイデアを妥協する必要がなかった」(*1)と振り返っている。
2023年作『Long Light』では最もコラボレーティブでソング志向な作風を見せた彼だが、本作ではミニマルな出発点へと回帰。参照点としては2007年のアンビエント作『Language Barrier』が挙げられ、両作とも映画音楽の仕事から派生し、トーンとテクスチャーを主軸としている点で共鳴する。同作は現在Ghostlyのレーベルメイトでもあるアーティスト、Loraine JamesがWire誌で「歴代で一番好きなアンビエント・アルバム」(*2)と評したことでも知られる。
『Melting Days』は長年の共同制作者Trent Moormanによるサンプリング・ドラムも取り入れ、印象以上にリズミックな聴感を持つ。マキルウェインはSusumu Yokota『Sakura』や、2000年代半ばのThrill Jockeyから作品を発表していたデュオMountainsの作品を影響源に挙げている。
アルバムは2026年8月21日にデジタル・リリース、ヴァイナル盤は同年9月18日発売。また、PLANCHAからは、日本独自盤としてCDがリリースされる。

Melting Days
01. Sightline
02. Bird’s Eye
03. Apparition
04. Farewell
05. Overlook
06. Pendulum
07. All Clear
08. Intruder
09. These Walls
10. Uncharted
(*1)(*2) 出典:Ghostly International公式サイト