NEWSJanuary/15/2020

Andrew Pekler、東京公演が2月に開催──Ex Continent、Sugai Kenなどが共演

Andrew Peklerの東京公演が2020年2月8日(土)、落合Soupにて開催される。

Andrew Peklerは、2000年代前半より〈~scape〉や〈Kranky〉など、様々なレーベルから作品をリリースしているベルリンの音楽家。昨年は、同じく〈~scape〉からのリリースで知られるJan Jelinek主宰のレーベル〈Faitiche〉より、アルバム『Sounds From Phantom Islands』をリリースしている。

共演には、初来日公演となる、バルセロナを拠点に音楽制作を行うEx Continentをはじめ、国内からは、Sugai Ken、Ultrafog、Kazumichi Komatsuが出演。また、Andrew PeklerとSplit LPを〈Edições Cn〉よりリリース予定の梅沢英樹が、現在アイルランド現代美術館で展示中の黒沢聖覇の映像インスタレーション作品『Desiring Unspeakable Entoropy』を、佐藤浩一とともに再構築したライブ・ヴァージョンで発表する。

さらにDJとして、ウェブメディア『MASSAGE』などで活動するライターのKazunori Toganoki、会場となる落合Soupの共同運営者、Nobuki Nishiyamaの出演が発表されている。

■公演概要
ANDREW PEKLER / EX CONTINENT
日程: 2020.2.8 (Sat)
会場: Ochiai Soup
時間: Start 17:30
料金: ¥2,500

Live:
Andrew Pekler – Phantom Islands Live A/V
Ex Continent
Sugai Ken
Ultrafog
Kazumichi Komatsu
Hideki Umezawa + Koichi Sato

DJ:
Kazunori Toganoki
Nobuki Nishiyama

Andrew Pekler
ウズベキスタン出身、ドイツ在住のアーティスト。デジタルサンプリングとアナログのシンセシスによる手法を用いて、様々な音とその歴史文化にまつわる再文脈化を行う。代表作として、ストリングスミュージックをミシキング加工した「Strings + Feedback」、断片化された音の記述から成る「Sentimental Favourites」、エキゾチカ音響作品「Tristes Tropiques」など。スタジオ作品のほかに、演劇やダンス、映画といった分野の音楽などを手がけ、また音と関連した映像やインスタレーション作品も発表している。

最近の活動としては、航海地図には記載されているが、実際には存在しない島々「ファントム・アイランド」に関するプロジェクトや音源制作に取り組んでいる。2017年開催の INA-GRM電子音楽フェスティバルのプレミアで「Description of an Island」を上演、その後文化人類学者のシュテファニー・キーヴィー・メンラートとともに、島々の歴史に関するテキストや音をチャート化したオンライン上のマップ「Phantom Islands – A Sonic Atlas」を発表した。2019年にリリースされたアルバム『Sounds From Phantom Island』は、これら一連のプロジェクトの最新作である。

現在ゲーテ・インスティトゥートが開催する2020年度のレジデンスプログラムに招聘アーティストとして参加しており、京都のヴィラ鴨川にて3ヶ月の期間にわたる滞在制作を行なっている。

Photo by Konstantin Bessonov

Link: Ochiai Soup

by UNCANNY