NEWSMay/27/2019

「Making-Love Club vol.10」が渋谷LOFT HEAVENにて開催──テーマは“What we owe to each other”

「Making-Love Club vol.10 “What we owe to each other”」が、2019年6月6日(木)に、渋谷・LOFT HEAVENにて開催される。

Making-Love Clubは、2017年3月にモデルの中川えりなを中心に発足したクリエイティブ・コレクティブ。「政治も愛もセックスも、同じテーブルの上で話せる空間を目指す」というテーマのもとに、カルチャーイベントの開催とマガジンの刊行を行なっている。

10回目の開催となる今回のテーマは、“What we owe to each other”。ゲストに、PETRICHOR編集長、またラッパーThirteen13としても活動する、歌代ニーナ、昨年まで東京藝術大学に在籍し、卒業製作『忘却の先駆者』がロッテルダム国際映画祭に選出された映像作家のUMMMI.、インディペンデントマガジン『Emotional Love』編集長の綿貫大介の三名を迎えて、トークセッションを開催。また、SSWのUtaeとトラックメイカーのpavilion xoolが、それぞれパフォーマンスを披露する。

本イベントでは、紙媒体『Making-Love Club issue 8』のローンチイベントも併せて実施。最新号のほか、バックナンバーも同時に販売される。

以下は、本イベントのステートメント。

“元号が変わり新たな時代の風が吹いたような街の装いを見ていると、新たなスタートを切れるような気がしてくる。

なんらかの区切りを設けることで、晴れ晴れとした気持ちでリセットできるのは、どうやら元旦 だけじゃないらしい。「あけおめ」から始まるメッセージが一年に二度もやってくると、〈区切り〉とは一体なんなのだろうと考えてしまう。

様々な時代区分で眺めることができるのが歴史だ。

戦争を知らない私たちは、天皇制も国歌も国旗も戦前とは違った形で捉えているように感じる。 国家は小学校のときから学校行事などで何気なく歌ってきたから、親しみはあった。ただ、「君が代」の「君」が天皇を指すのだという政府の解釈を知ったのは、かなり大人になってからだ。

〈戦前/戦後〉という区分は何を意味するのだろう。 今の私たちのように生きたかったであろう、戦争で亡くなった同年代のあの人たちと私たちの間にはどのような関係があるのだろうか。

時代を区切ることで、心を切り替えて前に進めるのは素敵に聞こえる。でも、それはカレンダー や歴史の教科書に書かれているだけだ。実際のところ私たちは区切りのない空間を生きている。”

■イベント概要
Making-Love Club Vol.10”What we owe to each other”
日程: 2019年6月6日(木)
時間: OPEN 19:30 / START 19:45
料金: ¥1,000 (+1Drink)
会場: LOFT HEAVEN(東京都渋谷区渋谷2-12-13八千代ビルB1F)

LIVE: Utae / pavilion xool
TALK SESSION: 中川えりな / 歌代ニーナ(マルチクリエイター) / UMMMI.(映像作家) / 綿貫大介 (編集者)

Link: Making-Love Club

Text by Seiji Sugita