NEWSJuly/20/2017

Oneohtrix Point Never、カンヌ・サウンドトラック賞を受賞した映画『Good Time』のOSTより、新曲「Leaving The Park」を公開

Oneohtrix Point Neverの新曲「Leaving The Park」が公開された。

同曲は、Oneohtrix Point NeverことDaniel Lopatinが音楽を手がけ、カンヌ・サウンドトラック賞を受賞した映画『Good Time』のサウンドトラック・アルバムに収録される。

「Leaving The Park」は、制御不能な現実を何とかコントロールしようとする主人公コニーの葛藤を表現した映画の中心的楽曲。プログレ、ニューエイジ、IDM、ライブラリー・ミュージックまで、幅広い音楽から影響を受けたOneohtrix Point Neverのストーリーテラーとしての音楽的才能を存分に堪能できると同時に、高い評価を集めたアルバム『R Plus Seven』の現代音楽的な世界観も想起させる作品だ。

サウンドトラック・アルバム『Good Time Original Motion Picture Soundtrack』は、〈Warp〉より2017年8月11日に世界同時リリース。国内盤には、ボーナストラック「The Beatdown」が追加収録される。

“ぼくはワクワクしながら、ミッドタウンにある兄弟のオフィスを訪ねた。そこには彼らが好きなものが何でもあって、まるで聖地みたいだった。巨大な『AKIRA』のポスターと『King of New York』が並んでたよ。二人はぼくに、特殊な映画に取り掛かるつもりだと言った。ぼくから見たサフディ兄弟は、非常に特異なことに取り組みながらも、伝統を尊重する監督だ。ジム・ジャームッシュやクエンティン・タランティーノ、レオス・カラックスといった監督を思い浮かべても、彼らは映画の歴史を愛するがゆえに映画制作そのものから遠ざかりがちだが、いずれにせよあの独特の個性を失うことはない。ぼくらに共通しているのは、傷ついてボロボロになったものに対する愛着と敬意だ。たぶんぼくらは今現在の歴史を守りたいという衝動を感じていると思う。昔の、ではなく。ぼくら自身の言葉でだ。”
– ダニエル・ロパティン(Daniel Lopatin)

Photo by Felipe-Gabriel

Link: Warp Records