カセットテープ専門オンライン・ストア、Tape Schoolがオープンした。アメリカでは、ヴァイナルの需要が伸びているのと同時に、カセットテープでの需要も伸びており、近年、一部のヘヴィ・リスナーは、独自の並行輸入でカセットを購入していた。そんな中、カセットを専門とするオンラインストア、Tape Schoolがオープン、より手軽にカセットテープ作品を購入できる状況が整いつつある。

また、下記は、Tape Schoolからのカセットテープの魅力を伝えるメッセージの全文引用となる。

ヴァイナル・レコード需要が再び増えているのはよく知られています。それと同時にカセット・テープのリリースも増加傾向にあり、オンライン・ストアを始めることに致しました。アナログの厚みや温もり、そして音質を求めるリスナーからレコードが再評価する一方、カセット・テープの魅力はそれだけではありません。簡単にですが書き出してみました。

カセット本体の魅力
レコードでいうジャケットにあたるJカードのデザインが長方形なので違った味わいがある。
シルク・スクリーンでプリントしたものや手作りなものが多い。
カセット本体の色や作りにも個性がある。
単純に持ったときに厚みがある。
大きさが絶妙。

コスト面での魅力
レーベルにとっては少ない本数で生産可能なため、リリースの自由度が高くハードルも低い。
ゆえに、音楽性もレコードやCDではあり得ないものや面白いものがある。
DIYそしてインディをより感じ取れる。
レコード・リリースへの登竜門的位置（レーベル内で使い分けることも多い）。
とにかく値段が安い！データで買うより安いのにデータも付いてくることだってある。

その他の現状
レコード、CD、デジタルのリリースに加えカセットもデフォルトのリリース・フォーマットに加える有名インディ・レーベルも増えております。Polyvinyl, Captured Tracks, Drag Cityなど。

レコード・ストア・デイに対抗してカセット・ストア・デイが2013年にスタート。

2013年の主な限定リリース・タイトル
Deerhunter – Monomania (4AD)
The Flaming Lips – The Terror (Bella Union)
Fucked Up – Hidden World (Sexbeat)
Haim – Forever (Polydor Records)
Los Campesinos! – A Good Night For a Fist Fight (Kissability)
Twink – Think Pink (Burger Records)

参考 http://en.wikipedia.org/wiki/Cassette_Store_Day

余談ですが、営利目的化するレコード・ストア・デイに対してはアンチの姿勢。

(by Tape School)

More Info: Tape School

(by T_L)