NEWSSeptember/15/2017

King Krule、最新アルバム『The Ooz』のリリースを発表 & 新曲「Dum Surfer」のMVを公開

King Krule(キング・クルール)の最新アルバム『The Ooz』のリリースが発表された。同作は、〈XL Recordings / Beat Records〉より、2017年10月13日にリリースされる。

King Kruleは、UKのシンガーソングライター/プロデューサー、Archy Ivan Marshallによるソロ・プロジェクト。本作は、King Krule名義としては、2013年のデビュー作『Six Feet Beneath the Moon』に続くセカンドアルバムとなる。

また、アルバムより新曲「Dum Surfer」がシングルリリース。同時に、ミュージックビデオも公開となっている。

“渦巻くジャズとギターを伴うオープナーの「Biscuit Town」では、堪え難いショックを表現しており、失われたロマンスと自らがバラバラになっていく様を非常に痛ましい詳細とともに歌い上げている。このような自己破滅的な痛みをともなうテーマや不安定な人間関係は、天性の詩人であるアーチー・マーシャルにとって、切っても切り離せないものだ。誰かに夢中になればなるほどその誰かがいなくなった時、自らが失われてしまう。この感情は、「Midnight 01 (Deep Sea Diver)」や「Slush Puppy」などに強くあらわれている。自分がよく知り、愛する街で、心休まる場所を必死に探すが、その願いとは裏腹にひたすら暗いムードが空気を覆い尽くしてく様子は、「The Cadet Leaps」やすでに公開されている「Czech One」で漂っている。そして「Emergency Blimp」や「A Slide In (New Drugs)」で歌われているように、ドラッグが与える高揚感もその状況は打開できない。

まるで南ロンドンの壁の割れ目から染み出したかのように、荒涼とした風景や急激に落ちぶれてしまった悲惨な街の様子を表現した巧みな言葉は、国を超えて多くの同世代から共感を獲得するだろう。そしてジャズ、ヒップホップ、インディー・ロック、ポスト・ダブステップなど様々な音楽を吸収し、特徴的なバリトン・ヴォイスと共に届けられるメランコリックなサウンドにも確かな進化があらわれている。”
(プレスリリースより)

The Ooz

Photo by Frank Lebon

Link: King Krule