NEWSJune/30/2017

Jefre Cantu-Ledesma、最新アルバム『On The Echoing Green』をリリース

〈Mexican Summer〉より、Jefre Cantu-Ledesmaによる最新アルバム『On The Echoing Green』がリリースされた。

今作には、夢のようなシューゲイザー作品、全9曲が収録されており、永遠のロマンティック・エレクトロニック・ミュージックを生み出し続ける彼による、ぜいたくな輝きを持った楽曲たちがパッケージされた優美なアルバムに仕上がっている。

今作は、前作『A Year With 13 Moons』のぼんやりとした難解なプロセスとは対照的に、明快で計画的な実験とコラボレーションを軸とした作品として着想されたものだという。

Cantu-Ledesmaは、本作について以下のように述べている。

“私は、より明白でポップな要素を前面に出して今ここに表現しようとすることに興味を持った。また、以前よりも何かを起こすことに信用を置くようになった。つまり、他の人のミュージシャンシップを信頼して、そのアイデアにオープンでいることができるようになったんだ。そうして、すべてが完成した。”

こうした仲間の結束を経て出来上がったものが、熱狂的で豊かなメロディーを奏でながらゆっくりと渦巻くギター、ベース、シンセサイザー、ピアノ、ドラムマシーン、そしてアルゼンチンのシンガーソングライター、Sobrenadarが随所で劇的に聴かせる、極上のアーチを描くような丁寧な歌声を含む9つのトラックだ。

Cantu-Ledesmaは、アルバム制作を始めた当初から、リファレンスとなるデモ音源を一切使わずに、作品の化学反応と直感的側面を促してきたという。彼と彼のコラボレーターたちは、楽曲の形が徐々に明らかになってくるまで、じっくりと即興演奏に時間をかけてサウンドのパターンや催眠的なテクスチャを完成させたかったのだ。

Cantu-Ledesmaはまた、本作について、次のようにもコメントしている。

“(このアルバムは)まるで春のようだ。さまざまなものが生まれ、栄え、冬眠から覚めるような。”

On The Echoing Green:
1. In A Copse
2. A Song Of Summer PLAY
3. Echoing Green
4. The Faun
5. Tenderness PLAY
6. Vulgar Latin
7. Autumn
8. Dancers At The Spring
9. Door To Night

Link: Mexican Summer

text by Mao Shida