EVENT REPORTSMay/31/2014
【Live Report】Warpaint – Hostess Club Weekender 2014.FEB
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 Warpaint(ウォーペイント)は2004年に結成されたLA出身の女性四人組バンド。2008年には、ジョン・フルシアンテ(ex. Red Hot Chili Peppers)もミックスを手がけた6曲入り EP『Exquisite Corpse』をセルフ・リリースし、2010年に〈Rough Trade〉からデビューアルバム『The Fool』をリリースした。2011年には「FUJI ROCK FESTIVAL. ’11」にて初来日、そして今年、セルフタイトルのセカンドアルバム『Warpaint』をリリースするタイミングで再来日が決定した。

 ジョシュア・トゥリーの砂漠で制作されたという最新作『Warpaint』は、今までの彼女たちの音楽性をよりディープに探求した作品だ。前作『The Fool』ではミニマルなギターが中心となりふわふわと深みに沈んでいくような浮遊感が特徴的で、暗いところで踊るようなミステリアスさが全面に出ていたが、今作はアグレッシブなベースが中心となって余分な音は削ぎ落とされ、全体的にタイトで攻撃的な印象が与えられている。

 ライブは、新作アルバムの始まり方と同様に「Intro」から始まり「Keep It Healthy」へとつながる形で演奏された。この始まりにアルバムを聴き込んできたであろう多くのファンたちが歓声をあげた。続けてダークでクールな楽曲「Hi」や、前作『Fool』から「Composure」が演奏された。今回映像も公開されている5曲目に演奏された新作アルバムの代表曲「Love Is To Die」では彼女たちの息のあった演奏を聴くことができた。個々の技術の高さに加えてメンバーの仲の良さが高いレベルの演奏を可能にしているように見えた。ひと際ダンサンブルでどこか東洋を匂わせる「Disco//Very」ではジェニー・リーのミニマムなベースラインとステラ・モズガワの豪快且つ真面目なドラミングが曲を引っぱっていく。また、テレサ・ウェイマンとエミリー・コーカルとジェニー・リーの粘着質でうねるようなボーカルラインは妖艶なアラビアンダンスを連想させた。

 また、フロントの三人は各々が音に身を任せてステージを広く使って自由に踊っていたのが印象的だった。前作からは他にも「Biggy」「Undertow」が演奏され、さらに途中でアルバムに入っていない楽曲、「No Way Out」も演奏されるなど、セットリストは新旧バランスの取れたものとなっていた。そしてライブの最後を飾ったのはデビュー前にリリースしたEP『Exquisite Corpse』から「Elephants」。張りつめた緊張感を保ちながら楽しんでいるようなスリリングな演奏、そして、この曲のジャムは彼女たちのライブで良く行われるもので、メンバー同士の楽しげな掛け合いをファンは間近で見ることができたのだった。

文:永田夏帆



1992年生まれ。UNCANNY編集部員。趣味はベースと90年代アメリカのポップカルチャー。青山学院大学在籍の現役大学生。

写真:古溪 一道

■ライブ情報
Hostess Club Weekender
出演:
6/21(土): Blonde Redhead / Simian Mobile Disco performing WHORL /
Perfume Genius / SOHN / Highasakite
6/22(日): Cat Power / Cloud Nothings / Joan as Police Woman / TOY /
The Bohicas
日程:
2014/6/21(土) OPEN12:45 START13:45
2014/6/22(日) OPEN13:00 START14:00
場所: 新木場スタジオコースト
オフィシャルサイト: www.ynos.tv/hostessclub
チケット:
1日券 7,900円(税込/1ドリンク別)
2日通し券 13,900円(税込/各日1ドリンク別)